冬の夜空を観察する教材を自分で作ってみよう
「はやぶさ2」に関する
大きな2つのニュースがありました。
その前に!
はやぶさ2 について
「はやぶさ2」は、太陽系の起源・進化と生命の原材料物質の解明を目指して、2014年12月3日に種子島宇宙センターからH-IIAロケット26号機により打ち上げられました。
C型小惑星「1999 JU3」に到着するのは2018年半ばで、1年半ほど小惑星に滞在して2019年末頃に小惑星から出発、そして2020年末頃に地球に帰還する予定です。
はやぶさ2
ニュースその1
「はやぶさ2」が地球に最も接近しました!
2015年12月3日19時8分7秒ごろ(日本標準時)です。高度は約3090kmでした。
望遠鏡で見た方も多いと思いますが、
ある人のメッセージを見て感動しました。
そのメッセージはこちらです↓ (原文をすこしだけかえていますがほぼそのとおりです)
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今日、地球スイングバイで、小惑星へ旅立ったはやぶさ2。
一人ぼっちで向かう勇敢な姿。
寄り道もせず、後戻りもせず突き進む彼に、僕と同じ性格があります。
それは、夢へ向かって前向きであること。
僕の夢はそれよりも遠い。
はやぶさ2は僕へ語ってくれている。
だからこそ、頑張らなければいけないと。
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打ち上げてちょうど1年です。
早いな〜って思います。
さて この地球スイングバイ後は、いよいよ小惑星「1999 JU3」に向かいます。
ところでこの 「1999JU3」ですが仮符号なんです。
1999年の5月1日〜15日の期間に、95番目に発見された小惑星という意味になります。
いったいどれだけの惑星があるんでしょうね。
いつも見ている夜空の中にも新しく発見を待つ惑星があるかもしれません。
ニュースその2
その小惑星「1999JU3」の名前が「Ryugu」(リュウグウ)に決まりました!
Ryuguという名称は、一般応募の名前の中から選ばれたものです。
国際天文学連合にこの名前を申請し、審査。2015年9月29日付けのマイナー・プラネット・サーキュラーに掲載されることで発表となったのです。
国際天文学連合での小惑星名称の審査には、普通は3ヶ月くらいかかりますが、たった半月程度で名前が認められたのは、例外的に早いことになります。
Ryuguは、もちろん、浦島太郎の竜宮城にちなんだ名前です。
浦島太郎は、竜宮城から玉手箱を持ち帰りますが、「はやぶさ2」はRyuguからそのサンプルが入ったカプセルを持ち帰ります。
浦島太郎は、玉手箱を開けると白い煙が出てきて一気に年をとってしまいましたが、「はやぶさ2」では、カプセルの中にあるサンプルが入った箱を開ける前に、その中に入っている気体を採取します。
その気体には、46億年前の太陽系の状況を知る手がかりがあるかもしれません。「はやぶさ2」では、カプセルを開けることで、太陽系の過去に迫ることになります。
なんだかとても壮大でロマンチックです。
さきほども述べたように、いつも見ている夜空の星たち。
まだまだ名前のついていない 発見されていないものがあります。
発見されたものには さまざまな意味をこめ名前が付けられているはずです。
この冬 ゆっくり星空を見てみましょう。
そして 自分でつくったプラネタリウムで 何かひとつでも新しい発見をしてみませんか?
子供から大人まで 作って学べるプラネタリウムで 星の世界に浸ってくださいね。
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