PAILOTパイロット 万年筆 『ELABOエラボー金属軸』ブラック
日本の文字が持つ美しさを表現できるソフトタッチの万年筆
1978年(昭和53年)、全国万年筆専門店会と共同開発された"初代"「エラボー」の基本設計を踏襲。
柔らかなペン先は軽いタッチで字幅の強弱といった微妙なニュアンスを表現することができます。
また、日本の文字の特徴である「とめ」、「はね」、「はらい」も美しく書くことができます。
熟練した技術が、それぞれの工程に活かされています。
一般的なペン先よりも製造に手間がかかる、エラボー。
微妙な形状を生み出すために手作業で行われる工程も多く、ベテラン作業員の経験値に支えられて独特の書き味を実現しています。
軽い筆圧で書ける独特のペン先と金属ボディ。
現代風のスタイリッシュな高級感を演出。
エラボーが他のソフトタッチの万年筆と大きく違う点は、ペン先の独特の形状。
“しなり”や“たわみ”が生まれることに加え、金属製のボディの自重によって筆記を進めることができるため、 弱い筆圧でもスムーズに書くことができます。
筆にも近いその書き味は、日本語の縦書きにも非常に向いていると言えるでしょう。
意匠にはシルバーの装飾やパールやメタリック塗装を取り入れ、現代風のスタイリッシュな高級感を演出しました。
また、日常使いにも充分な大容量のコンバータ(CON-70)を装着できます。
・ペン種:SEF・SF・SM・SB
・サイズ:最大径φ 14.0mm 全長 139mm
・CON-70付 ※コンバーター20・50・カートリッジインキもご使用できます。
製品仕様
軸・キャップ:黄銅 塗装
ペン先:14K ロジウム仕上げ
ペン先の構造がほぼ同じと言われる“ナミキファルコン”の動画
逆輸入された2代目エラボーが“ファルコン”です。
日本の文字の為に生まれた万年筆
「万年筆の文字には、書く人の心が表れる」
“日本の文字のための万年筆”というアイデアが生まれ、パイロットがエラボーの開発に着手したのは1972年。
当時は万年筆やつけペンに変わってボールペンが主流になりつつあった時代ですが、「だからこそ、筆記具としての万年筆の良さを再認識してもらえるような製品を作ろう」と、設計グループは心血を注いだといいます。
万年筆の開発に長年関わってきた技術者は、「文字には人の感情が表れるものだが、しなやかなタッチのエラボーは書き手の心をより率直に表現する」と語ります。
しなり、たわみが生み出す独特の書き味は非常に珍しいもので、「長く生産を続けてほしい万年筆」とエラボーを愛好するファンも多くいらっしゃいます。
様々な書き味、表情を持つ万年筆ですが、自分に合う万年筆を探すには、まずは手に持ち、重さや太さなどのバランスを確かめます。
さらに用途に合わせてペン先の太さや固さを選びます。
一般に、重量があっても書くときに軽く感じるものは良い万年筆だといわれます。
メンテナンスをしながら丁寧に使えば、親子三代に受け継ぐこともできる大切な逸品となります。